昨年第1回カザフスタン植物油産業セミナー開催のご好評をいただき、先日は第2回セミナーを駐日カザフスタン共和国大使館と共催致しました。
今回は7社の企業様にご参加をいただき、カザフスタンの油脂全体の新穀収穫量・生産量、各油脂の特徴、対外輸出の現状、同国の競争優位性、物流事情や当社実績について本題報告致しました。なお、今回は現地のトップ業界団体であるカザフスタン油脂連合のネヴゾロフ会長にも追加報告をいただき、参加企業の皆様の同国産油脂に関する理解がより深まったと思われます。
この10年間油糧種子の生産を３倍以上増産し、カザフスタンは中央アジア・コーカサス地域（9カ国構成）ではNo.１の油脂生産国であり、世界的な油脂サプライヤーとして知られる存在となりました。一方、日本はほとんど海外からの輸入に頼っており、天候不順や他国との競争などの地政学的な影響で原材料の海外調達の事業環境が一層厳しくなっています。
当社の使命である日本企業の不安・不満を解消すべく、日本国内にはない、中央アジア地域の生の業界情報を積極的に情報展開し、日本の製油業界へ「カザフスタン」という新たな代替ソースを紹介しております。微力ながら、各油脂の安定供給の実現に向けて日本の需要家様の事業取組みを支え、今後も努力してまいります。
本取組みはJETROのビジネス短信で取り上げられ、下記のURLご覧ください。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/02a3a69200ea3b26.html
